2013年4月23日火曜日

Portugal Cup - XCO:レースレポート


大会名:   Portugal Cup - XCO
開催日:   2013/4/21
開催場所:  Rio de Mouro
カテゴリー: アンダー23(エリートと混合)
リザルト:        11位(アンダー23では6位)
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

先週に引き続きUCIカテゴリー1のXCレース。
先月も訪れたポルトガルに再びやって来た。

金曜日の深夜に会場近くの町に到着し、土曜日の朝から早速コース試走を行なう。
斜度が急勾配なコースで、試走のペースだと登りではずっとインナー・ローで走らなければならないほど。下りは特にテクニカルではないが、スピードを出すと所々に前転の危険があるセクションがあるので油断ならない。また全体的にコース幅が狭く、ラインが一本しかないコースのため、スタートが非常に重要になってくるように感じた。前を走っている選手が見えにくいコースでもあり、スタートで失敗すると後ろから追い上げて行くのは難しくなるに違いない。スタートが全てと言ってもいいだろう。

しかしコースよりも気になったのは身体のコンディション。先週のクロアチアで2レースをこなした疲れが完全に抜けきっていないのと、ポルトガルまでの長い移動によって脚がとても重く感じる。コース試走は2周だけにし、あとは軽いギヤでゆっくりとロードを走るようにして、これ以上脚に疲労を残さないようにした。今週は日曜日のレースまでにギリギリ脚が回復するように練習を調整してきたつもりであったが、明日までにコンディションは整うだろうか。身体の回復力を信じて、ホテルに戻ってからはゆっくりと過ごした。


そして日曜日。昼過ぎに自走で会場に到着。しばらく車のなかで待機して、レース1時間前になったところでウォーミングアップを開始。脚にはまだ若干の重さが残っているが、昨日と比べたらずっと軽くなっている。ダッシュを数本こなすと心拍数もしっかりと上がってきたので、安心してスタートラインに並ぶことが出来た。今回は3列目からのスタート。70人を超えるライダーがいるので、スタートで失敗すると取り返しのつかないことになる。普段のレースよりも緊張しているのを感じる。

笛の音でスタート。クリートキャッチも成功し、最初のコーナーにも理想のラインで進入できた。左側で落車が起きているようだが、巻き込まれること無くシングルトラックに入って行く。急勾配な登りでも脚に余裕がある上に、呼吸も乱れていない。どうやら調子はいいようだ。ポジションを上げながら一周目を完了して14位。
2周目からは12位のパックで走る。集団のメンバーは頻繁に入れ替わっていくが、3周目も変わらない展開。レース中盤を過ぎたが、今までのレースでは感じられ無かった余裕があり、落ち着いてレースをこなせている。
4周目から10位の選手に追い付いて、4人のパックになってレースを進めて行く。ロードレースのように前の選手にぴったりと着き過ぎるとラインが見えずにミスをし易くなるし、あまり間を空けていても後ろの選手に割り込まれてしまう。前の選手との微妙な間隔を保ちながら走ることに集中する。今年からエリートクラスでレースをするようになったことで、集団内で走る技術は去年よりも確実に向上して来ているように感じる。ジュニアの時はワールドカップクラスのレベルのレースでしか味わえなかった、集団内での激しい位置取りが必要とされるレースを今は毎週のようにやっているためだろう。

そして3人のパックで最終周回へ。さすがに身体はキツい。気温も高いので、いつも以上に汗が吹き出てくる。集中力は切れていないが、コース上で一番斜度がキツい登り坂で脚をついてしまい、前の選手から離れてしまった。しかし自分のミスによって後ろの選手も脚をついたため同様に離れていく。内心ラッキーな展開だと思いながら単独で前の選手を追いかける。それほどの距離はなく、ダンシングで一気に追い付こうとしたとたんに脚がつりそうなり、慌ててシッティングに切り替える。下りでペダルの上に立っているだけでもつりそうだ。こうなると後ろの選手との差が気になってくる。疲労と焦りから、下りで転倒してしまった。慌てて自転車に飛び乗る時にチェーンが外れているのが見えたが、乗車しながら直すことが出来た。後ろの選手も視界に入ってこない。ラスト1kmを全力で追い込んでゴールへ。11位でフィニッシュ。UCIポイントと賞金を獲得することが出来た。


あと少しのところでトップ10入りを逃したことは悔しいが、今回は先週以上に納得のいくレースだった。最終周回に疲労のピークがくるように、うまくペース配分しながらレースを展開し、今までのように後半に失速するようなレース展開から抜け出すことが出来た。このことは大きな自信につながるし、練習の成果が出ていることが分かり満足している。


今週は再びクロアチアに行き、UCIカテゴリー1のレースを走ります。
今回達成出来なかったトップ10入りを目標に頑張ります。
応援とサポート、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク        ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール      SHIMANO XTR
ハンドル            SHIMANO PRO シマノプロ
ステム                SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト       SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ         SHIMANO SH-M315E

フォーク      SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット              KABUTOOGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ      KABUTOOGKPRG-1

ウエア          Wave One    Legge Fit Pro 半袖ジャージ

サングラス              OAKLEY Radar

サプリメント       SAVAS(株式会社明治)
                  ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。 


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