2015年12月28日月曜日

関西CX#8 烏丸大会:レースレポート


大会名:            関西シクロクロス第8戦 烏丸大会
開催日:   20151227
開催場所:  滋賀県・草津市
カテゴリー: C1
リザルト:       優勝  
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

いよいよ2015年のラストレース、関西シクロクロス第8戦となる烏丸大会に参戦してきた。
今週は一週間で3度目のシクロクロス。前戦のくろんど池大会はとても調子が良かったが、さすがに連戦での疲労がたまっているのか、今回は身体の動きがあまり良くないことを前日から感じていた。家から30分という地元であり、去年も優勝している相性の良いコース。
完璧な走りはできなくとも、必ず優勝して2015年を締めくくりたい。

一列目の中央からスタート。反応はやや出遅れたが、慌てずに加速していき先頭に立つ。
コースの序盤から難しいキャンバー区間が続くため、先頭で自分が走りたいラインを正確にトレースしていく。このセクションで一気に集団から抜け出したいと考えていた。


キャンバー区間を終えて後ろについてきているのは現ロードU23チャンピオンの中井選手。僕と同年代でジュニアの頃には一緒にシクロクロス世界選手権にもいったことがある選手だ。
平坦区間では彼を引き離すことができないのは分かっていたので、2番手の位置で様子を伺う。中井選手はコーナーの立ち上がりの加速が鋭く、後ろについていてもあまり休むことができない。僕自身の身体の調子もスタート前に予想していたよりは悪くないが、前戦で感じたような、いくらでも踏んでいけるような身体の軽さが今日はない。今日の体調で勝つためにはテクニカルなキャンバー区間で毎周数秒のタイム差を稼いでいくのが一番得策に思えた。


2周目に入り、テクニカル区間に先に入るために後ろからアタック。先頭に立ってミスなく確実に攻めていき、狙い通りに数秒の差をつけることができた。その後の平坦区間ではあえて踏まずに、脚の回復に当てる。今日の自分にとっての最も悪い展開は、平坦区間で無理に踏んで疲労してしまい、得意なキャンバー区間でミスを犯してしまうこと。自分のペース配分を心がけた。中井選手には平坦区間でタイム差を詰められるが、僕に追いつくまでは彼はずっと全力で踏み続けなければいけないので、レース後半に向けては自分の方が有利にレースを展開できていると感じていた。


コース前半のテクニカル区間でタイム差を広げ、後半の平坦区間で縮まるということを繰り返しながら周回を重ねていく。だいたい平坦区間を抜けたところで中井選手とは4秒ほどのタイム差であるが、これだけ僅かな差だとまだ何が起きるか分からない。


確実に勝つためにラスト3周は今まで回復に当てていた平坦区間でも意識的にペースアップすることを心がけ、少しずつ中井選手との差を広げていく。集中力は最後まで途切れず、テクニカル区間でも大きなミスは一度も犯さなかった。タイム差を20秒に広げて、単独でのゴールとなった。


自分の脚の調子を冷静に見極め、最後まで落ち着いてレースを展開できたことに手応えを感じたレースとなった。この1週間は33勝で締めくくることができ、U23の日本チャンピオンとして、いつも応援頂いている地元関西のレースで結果を残すことができて嬉しいです。

まだまだシクロクロスシーズンは続きますが、年末年始は身体の疲労をしっかりと取り、来たる2016年シーズンへ向けてのトレーニングをフレッシュな状態で始めていきたいと思っています。

2015年もたくさんのサポート、応援を頂き、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

写真は辻啓さんから頂きました。
いつもありがとうございます。


使用機材
バイク       ANCHOR CX6http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO DURA-ACE Di2 9070シリーズ (http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット               Kabuto ZENARD CV スペシャル・チームカラー
グローブ       Kabuto  PRG-3(レッド)
                                    (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         クロススーツ
         
サングラス        OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(チームヘイロ)


2015年12月24日木曜日

Xmas Cross in くろんど池:レースレポート


大会名:            Xmas Cross in くろんど池
開催日:   20151223
開催場所:  奈良県 生駒市 くろんど池
カテゴリー: C1
リザルト:        優勝
天 候:   曇り
コースコンディション: ドライ

初開催となったXmas Cross in くろんど池大会に参戦してきた。
くろんど池は関西シクロクロスシリーズでは定番の会場であったが、今年は新しくXmas Crossとして独立した大会となり、祝日である23日の水曜日の開催となった。

前戦の関西シクロクロス第7戦からは中二日。今シーズンはシクロクロスで受ける高強度の負担に対しての身体の回復が早く、連戦でも全く問題はない。
前日の練習も非常に調子が良かったので、自信を持って会場に入った。

今回はくじ引きでスタート順を決める方式。自分は日頃の行いが悪いからか!?ほぼ最後尾の位置となった。しかし他選手の方々が前を譲って下さり、結局は最前列の真ん中という特等席でスタートさせて頂けることになった。正直申し訳ない気持ちがしたが、世界選手権を前にして落車に巻き込まれての機材トラブルや身体の怪我だけは絶対に避けたかったので、有り難く最前列からスタートさせてもらった。本当にありがとうございました。


前戦のりんくう大会同様、号砲と同時にスムースに加速していくことができて先頭に立つ。最近はスタートの加速において自分の中で意識していることがあり、ほぼイメージ通りに身体を動かすことができている。意外と滑りやすい池の周りの砂利道をハイスピードで駆け抜ける。脚は良く動く上に、息はほとんど乱れておらず非常に調子が良い。

林の中のシングルトラックで後方との差を広げて、独走で2周目へ。後ろは10秒ほどのタイム差で同年代の小橋選手が見える。非常にスピードのある選手なので、自分も踏み負けないように池の周りの砂利道はハイスピードで飛ばす。林の中のシングルトラックと、バイクを担いで駆け上がる階段セクションは自分の得意パートであるので、このセクションを抜けると小橋選手とのタイム差が広がったのが分かった。


身体は非常に軽くて常に追い風が吹いているように感じたし、何よりコース上の最速ラインがよく見える。ペダルを踏み込んで加速しておく場所と休む場所のメリハリをつけ、ラップタイムを上げていくことを目標に独走で先頭を走り続ける。気がつけば後ろとは2分半もの差がついていた。会心の走りで、ゴールとなった。

今日のコースは殆どホームコースとも言えるほどに普段から走り込んでいるコースであったので、最後まで自分のライン取りとスピードに自信を持って落ち着いてレースを展開できた。
コース上の至る所で沢山の方に応援して頂いたことで、ゴールまで淡々と走るのではなく、最後まで集中して良いレースをすることができました。ありがとうございました。

次戦は今週末の関西シクロクロス第8戦 烏丸大会。
地元でのレースですので、優勝することだけでなく、もっとお客さんを盛り上げられるような熱いレースにしたいと思います。
シクロクロスの連戦も今週末で一息つくので、年始は短いオフも挟みながら、さらにコンデションを上げていけるように頑張ります。

今後とも応援のほど宜しくお願い致します。

いつもお世話になっている大会主催者の三船さんと。
素晴らしいコース、大会をありがとうございました。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

写真は高木秀彰さんから頂きました。ありがとうございます!

使用機材
バイク       ANCHOR CX6http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO DURA-ACE Di2 9070シリーズ (http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット               Kabuto ゼナード U23チャンピオン・スペシャルカラー
グローブ       Kabuto  PRG-3(レッド)
                                   (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         クロスワンピース
         
サングラス             OAKLEY (http://jp.oakley.com
         JawbreakerPRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(チームヘイロ)


2015年12月21日月曜日

関西CX#7 りんくう大会:レースレポート


大会名:            関西シクロクロス#7 りんくう大会
開催日:   20151220
開催場所:  大阪市 泉佐野市 りんくう公園
カテゴリー: C1
リザルト:        優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

関西シクロクロス第7戦りんくう大会に参戦してきた。
初会場となるりんくう公園は大阪と関西国際空港をつなぐ連絡橋のたもとにある。
芝生と砂利、アスファルトを組み合わせた平坦基調のコースで、ドライコンディションであったためテクニカルなセクションやバイクを担いでランニングするセクションはほぼ無い。全日本選手権のときとは真逆とも言えるコースコンディションでのレースとなった。

スタートは1列目の中央から。最近はスタートが上手く決まっていないので、このレースでは必ずホールショットを取ることを最初の目標にしていた。イメージ通りにスムースに加速していき先頭に立ってレースを引っ張る。レーススピードで走ると砂利のコーナーが思いのほか滑り易い上に、まともに踏むと間違いなくパンクするような大きな石が多い。とにかくパンクだけは避けたかったので、2周目以降も先頭で走って石を避けるライン取りを心がけた。

レース序盤は木村選手、島田選手との3人の先頭集団。コーナーの立ち上がりや、キャンバーセクションの手前で加速するが、なかなか2人を引き離すことができない。そしてここで自分のバイクから異音がしていることに気づく。どうやらリアディレーラーに木の枝が引っ掛かっているようだ。今のところ変速操作には何の問題もないが、トラブルが起きる前に早めにバイクを交換しておく必要がある。第2ピットの方がバイク交換によるタイムロスが少ないので、そこまでは我慢して走ろうかとも思ったが、思い切って第1ピットでバイクを交換。後ろにいた2人に先行されて、自分が追いかける形へと変わる。まだまだレースは序盤、落ち着いて前の2人を追いかける。すると先頭の木村選手が落車し、先頭パックから脱落。ここからは島田選手との一騎打ちになった。


ラップタイムは後半にかけて上がっていくものの、島田選手を切り離すことができずにラスト2周回へ。全力で踏み込みたいセクションは石が多くてパンクのリスクが高いため、思うようにスピードを上げられない。だがそのぶん身体には余裕があるので、このまま前に出させる隙を与えずに最終コーナーを立ち上がれば、スプリントで勝てるはず。そう考えながらレースを進めていたが、砂利のコーナーを立ち上がったところで島田選手との差が開いた気がしたので、一気にペースを上げる。どうやらパンクのトラブルがあったようで、一気に独走状態へ。ラスト1周を単独で逃げ切り、独走での優勝となった。

レース序盤で交換したバイクは木の枝がかなり激しく食い込んでいたようで、もしバイク交換のタイミングが遅れていたら取り返しのつかないことになっていたかもしれない。コースのレイアウト的に後ろとの差を広げにくく、ゴールまで混戦になりそうなことは何となく予想はできていた。早い段階でリスクを排除しておいたことが、勝利に繋がったと思う。

次戦はXmas Cross in くろんど池大会。
自分のホームコースとも言えるほどに走り込んでいるコースなので、ぶっちぎりでの優勝を目標に頑張ります。

応援、ありがとうございました!

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時


写真は辻啓さんから頂きました!

1位 沢田時(チームブリヂストンアンカー)59:26
2位 島田真琴(シマノドリンキング)   +0:37
3位 木村吉秀(JPSTMASSAANDEX)  +1:09

使用機材
バイク       ANCHOR CX6http://www.anchor-bikes.com

コンポーネンツ   SHIMANO DURA-ACE Di2 9070シリーズ (http://www.shimano.co.jp
シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット              Kabuto ゼナード U23チャンピオンスペシャルカラー
グローブ      Kabuto  PRG-3(レッド)
                                   (https://www.ogkkabuto.co.jp)

ウエア        Wave One (http://www.wave-one.com
         レジェフィットワンピース
         
サングラス             OAKLEY (http://jp.oakley.com
         RadarEV (PRIZM ROAD
        
サプリメント     SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                                 SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO (https://www.haloheadband.jp
         グラフィック プルオーバータイプ(チームヘイロ)